最近は食品表示にも敏感な消費者が増えてきてますよね。
それだけ皆さん健康に気を遣われているわけですが、食品や飲料の裏面表示(原材料)には普段聞いたことのないような言葉がズラリ・・・。
その中でも様々なものに使用されている「デキストリン」という表示。怪しい。カタカナで聞き馴染みもないし、もしかしたら身体に悪いものなんじゃ?!なんてお思いの方も多いはず。
食品メーカーに勤務している筆者がそんな疑問にお答え致します。
デキストリンってそもそもなに?
デキストリンとは
デキストリンとは、一般的に水飴を乾燥させて粉末化させたものです。
そのため、デキストリンの事を「粉末水飴」や「粉飴」と表記する場合もあります。
水飴って言われると何だか馴染みが出てきて安心しますよね。
デキストリンの原料
デキストリンが水飴からできているっていうのは何となく分かったけど、原料は何なの?
デキストリンの元となる水飴は植物のでん粉から作られます。
まず植物(トウモロコシやタピオカ、じゃがいも)からでん粉質を抽出します。
抽出したでん粉質に酸を加えたり、酵素を加えたりすると中身が分解され、水飴に変化するのです。
植物▶︎でん粉質▶︎水飴▶︎デキストリン
デキストリンは身体に悪い?
身体に有害?無害?
デキストリンは水飴からできてて、水飴はでん粉からできてるなら安心なの?
デキストリンは「食品添加物」ではなく、安心安全な「食品」です。
字面を見るとなんとなく食品添加物っぽいですよね。
ですが実際は砂糖や塩、小麦粉と同じように食品であり身体に害のあるものではないんです。
摂取しすぎるとどうなる?
前述の通り身体に害のあるものではありませんが、摂取しすぎると単純に太ります。
デキストリンは元々水飴なので、エネルギー(カロリー)を持っています。
一般的なデキストリンが持っているカロリーは大体1gあたり4kcal。
摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと太りますので気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでデキストリンに対する印象がガラッと変わった人もいらっしゃるかもしれませんね。
ネットには様々な情報が溢れていて、中にはデキストリンを絶対悪のもののような扱いをしている記事もあります。
正しい情報を取捨選択できるようになって下さいね。
コメント