【営業職必見】雑談の効果と雑談力を上げるコツ

教養

会話はコミュニケーションの最たるところですが、関係性が出来ていない状態で円滑に会話をするのは非常に難しいのです。

皆さんは日常生活で”何気ない会話”に困り、次のような経験をしたがありませんか?

 初対面の人と何を話せば良いのか分からない
 本題に入る前の雑談ができずに気まずい
 仕事以外の話ができないので、仕事関係の相手と仲良くなれない

このようなお悩みを解決するために、本記事では雑談力を向上する方法をお話致します。

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雑談とは

皆さんは雑談について、どのように認識されていますか?

軽い挨拶?社交辞令的なもの?それとも中身のないムダ話でしょうか?

雑談とは、本題に入る前の”当たり障りのない話”ではありません。

雑談とはコミュニケーションの第一歩であり、効果的に使うことで良好な人間関係を築き、また会いたい・喋りたいと思わせることが可能になります

雑談力を上げることで人間関係における様々なメリットが生まれるのです。

会話が楽しいと、その人の人間性も肯定的に捉えられることが多いんです。

雑談の効果

先に述べたように、雑談は人間関係を構築する上で非常に重要な要素です。

あなたの周囲にいる人を思い浮かべてみて下さい。雑談力が高く、会話を円滑にできる相手とは一緒にいて心地よさを感じませんか?

雑談力が上がると相手にとって心地よい人となることができ、次のようなメリットを享受することができます。

雑談力を上げるメリット

・周囲の人からの自分の印象が良くなる
・仕事相手とのコミュニケーションが円滑になり、業績が上がる
・会話が楽しい人となることで恋愛における人間関係も良好となる
…etc

特にビジネスの場においては、本題に入る前の雑談で商談の良し悪しが決まることもあるぐらいです。

このように大きなメリットがある雑談ですが、上手にできなければ逆に相手に悪印象を与えてしまうことも考えられます。

初対面の雑談であなたの第一印象が決まる

営業職の方など、顧客に二回目のアポイントをとろうとすると「最近ちょっと忙しいから」等の理由から中々会ってもらえないことはありませんか?

もしくは意中の女性をデートに誘う場合でも「スケジュールが空いたら言うね!」と言われてから一向に連絡がこない、など苦い思いをされた方もきっといらっしゃると思います。

こういう返事もらうと、心臓がギューってなって苦しいよね…。

これらは相手から「一緒にいて楽しくない人」「印象が悪い人」になってしまっているからです。

このような印象を与えてしまう”雑談力がない人“にはいくつかの共通項があります。

雑談力がない人がやりがちなミス

・自分の話ばかり話している
・的を得ない質問ばかり繰り返している
・相槌が下手、相手の話を遮っている
・楽しくなさそうな反応をとっている
…etc

一度でもこのような印象を持たれてしまうと、そこから挽回することは非常に難しいのです。

それを防ぐためには雑談力を上げるコツを身につける必要があります。

まとめ
・雑談とはコミュニケーションの第一歩であり、効果的に使うことで良好な人間関係を築くことができる
・雑談によって「仕事の業績が上がる」「恋愛がうまくいく」などのメリットを享受できる
・雑談力を上げることで「一緒にいて楽しくない人」になることを防ぐことができる

雑談力を上げるコツ

雑談にはコツがあり、そのコツ・ポイントを意識することで雑談力を上げることができます。

これは、”雑談力というのは鍛えることが可能“だと言い換えることができるでしょう。

今回はそのようなコツ・ポイントを紹介していきます。

話題

雑談力を上げる1つ目のコツは話題です。

会話は話題をもとに展開されていくため、会話の方向性を決める上で話題のチョイスは非常に重要です。

しかし、「どのような話題がいいのか分からない…」という方はきっと多いと思います。

話題を間違えると”ダラダラとつまらない話をする人“になってしまい、相手に悪印象を与えてしまいますので注意が必要です。

そうならないために次の2つのポイントを意識すると良いでしょう。

「自分がしたい話」ではなく、「相手が喋りたい話」を考える

雑談力がない人の特徴として「自分がしたい話だけをしてしまう」ということを挙げました。

これはなぜか。それは人が”自分が知りたい情報/自分にとって都合の良い情報 だけを取得しそれ以外の情報は無意識に除外している“という確証バイアスを持っているからです。

ついつい”自分が得意で喋りやすい話題”を選択してしまいがちですが、興味がなければ相手の心はシャットアウトされてしまいます。

自分視点ではなく、相手視点で相手が喋りやすい話題を考えることが重要です。

相手が欲しいのは使える知識

しかし、「自分がしたい話」でも興味を持ってもらえることがあります。

それは、「相手にとって有益で使える情報」である場合です。

人が有益だと感じる共通の情報は、YMYL(Your Money Your Life)と呼ばれており、健康や医療、お金に関わることだと言われています。

有益な情報を自分の中にストックしておくと、話題に困った時に活用することができます。

質問

続いて雑談力を上げる2つ目のコツは質問です。

会話の方向性を決めたあと、それを広げる役割を担うのが質問です。

「会話が広がらない…」「沈黙の時間があって気まずい空気になる…」などと悩む必要はもうありません。

質問を工夫することで、会話は無限に広げることが可能です。

質問する時は次の3つのポイントを意識すると良いでしょう。

5W1Hを意識する

5W1Hとは次のことを指します。

1 What ▶なにが、どんなのが
2 Who ▶だれが、どんな人が
3 When ▶いつ、どんなタイミング
4 Where ▶どこで、どんな場所で
5 Why ▶なぜ、どんな理由で
6 How ▶どうやって、どんな風に

これらの質問によって、場面をより詳細にすることができます

詳細になる=色んなエピソードが出てくるということですので、そこからさらに会話を深堀していけば、会話に困ることもなく相手に気持ちよく喋らせることができます。

会話に出てくる深堀ポイントを見逃さないようにしましょう。

オープンクエスチョンを活用する

質問は次の2種類に区分されると言われています。

1 クローズドクエスチョン ▶ はい か いいえ で答えられる質問
例)犬が好きですか? ▶ はい か いいえ

2 オープンクエスチョン ▶ エピソードが混ざるなど自由に答えられる質問
例)どんな犬が好きですか? ▶ (こんな犬種)が好き、 (こんな特徴の犬)が好き、 (こんな大きさの犬)が好き など

上記を見て頂いたら分かるように、クローズドクエスチョンよりもオープンクエスチョンの方が話の広がり方が大きいです。

そして、気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、「5W1H」もオープンクエスチョンなのです。

無闇に質問するのではなく、会話の広がり方が大きい質問の仕方をするよう工夫が必要です。

質問の前に自分の解釈を付け加える

最後に注意すべき点をご紹介します。

質問の難しいところは、ずっと質問をし続けると「この人なんにも分かっていないな」という印象に繋がってしまう危険性を孕んでいることです。

質問の前に自分の解釈を付け加えることで、そういった危険を防ぐことができます。

質問から質問に移る際にそのまま移行するのではなく、自分なりの例えや要約を挟むことで「自分が言ったことをよく聞いてくれているな」という印象に繋げることができる。
例)「なるほど〜、つまり〇〇ということですね」など

例え一言であっても、この言葉があるかないかで相手にとっての心地よさが全く違います。

但し、的外れな要約を返すと逆に悪印象となってしまうので注意しましょう。

「しっかりと興味を持って聞いていますよ」と思ってもらえるかどうかで印象は大きく異なります。

雑談の使い分け

最後にご紹介する3つ目のコツが雑談の使い分けです。

雑談は相手によって使い分けることで、より好意的な人間関係を築くことができます。

世の中には色んな人がいます。

雑談は全ての人に同じ内容で行えばいいとは限りません。場合によっては雑談そのものをしない方がいいときもあります。

最初に述べたように、雑談とはコミュニケーションの第一歩であり、良好な人間関係を築くための手段です。

沢山喋りたいタイプの人にはどんどん質問をしてあげた方が良いでしょうし、
必要な情報のやり取りしか好まないタイプの人には、その人にとって有益な情報・メリットを提示してあげた方が反応が良いでしょう。

雑談はあくまでも良好な人間関係を築く手段の一つであることを意識し、相手によって対応の微調整が必要。

雑談力を上げるコツとして、”話題のチョイス“・”質問の工夫“・”雑談の使い分け“の3つをご紹介させて頂きました。

それぞれの効果をまとめると次のようになります。

まとめ
“話題”で会話の方向性を決める
▶選ぶ話題は「相手が喋りやすい話題」もしくは「相手にとって有益な情報となる話題」

“質問”で会話を広げる
▶「5W1H」や「オープンクエスチョン」を活用することで会話は無限に広がっていく

・雑談の内容は“相手によって使い分ける”ことで、より好意的な人間関係を構築できる
▶自己主張が強い人、寡黙な人、効率的な会話を好む人など相手の特性を見極める

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介したコツは仕事のみならず日常生活でも活用できるものになっています。

雑談力を鍛えて相手にとって心地のいい人になるためにも、こういったコツを意識的に浸かってみてはいかがでしょうか。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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